- 木工房hana・はなcoffee
『 時を経たもの 』
12月~1月 更なる お店のブラシュアップを図っておりまして...
店内インテリアに 新顔が仲間入りです。
一つ目は 「火鉢」。
お飾りではございません。
毎朝 火をおこした炭をくべ 暖をとっております。

暖房器具の設置にあたり 当初 色々と迷いまして
レトロでお洒落なアンティークストーブといえば...「アラジン」!とか。
一応 エアコンの暖房を ゆる~くかけつつの使用ですので
補助的なスタンスで使える アウトドア用のトーチを検索してみたり。
そんな話を耳にした 常連様からの
「この空間なら 火鉢はどうかしら⁉ 」というご提案。
確かに 明治建築の我が家屋には ファンやストーブより
雰囲気的にもシックリくるかも。
トントン拍子で お手持ちの方から 借りる手筈が整いまして
早速の使用とあいなりました。
実際 使ってみますと これが なかなか良い!すっかりはまっております。
そもそもが アナログ物が大好きな我が家にピッタリ。
そして 遠赤効果でジンワリ優しく暖かい。
なによりも お客様との会話が弾む弾む(^^)
「火鉢」リアル世代のご年配の方々にとっては懐かしく 昔話に花が咲き
若世代にとっては メダカ鉢やグリーンポットとしてではなく
炭を入れ 本来の姿で使用しているのを見るのは初めて だったりと。
いいことづくめです♪
これを機会に 火鉢についても少々リサーチ。
我が家使用物は 「三河焼四方火鉢」。どうやら昭和初期の作品。
資料によると 当時の瓦焼きの窯元が製作した一品のようです。
詳しい方によると 今現在は このような深く濃ゆい藍色具合はだせないそうで...。
磨いて大事に使用したいと思います。
因みに 「炭」は 当初 ホームセンターで入手した「豆炭」を使用しておりましたが
同じ国東で 「炭焼き」をなさっておられる 「国東製炭」さんと繋がり そこから仕入れています。「豆炭」に比べ オイル匂いも全くなく かなり気に入っています♪♪
地元産の「炭」をたいて暖をとる なんだか とっても贅沢です✨
もし 「火鉢」に興味をお持ちの方に 一つお役立ち情報。
実際 使用するにあたり 必要不可欠な「灰」。
幸い 我が家がお借りしたものには 当時の「灰」がそのままでしたので
引き続き使用しておりますが 今 新たに揃えようと思ってもなかなか難しいようで。
一鉢分の「灰」を準備するのに 万かかることなんぞもあるようです。
もし 既存の鉢に 古き「灰」が入っていても 「宝」ですので
ポイとほかしたりしないようにご注意を!
そして もう一人のニューメンバーは「ゼンマイ柱時計」です。

「明治時計株式会社」製造のアンティーク物。
ずっと店内用の時計を探しておりましたが この度 納得のいくものに出会えました。
手元に届いた当初は 動作がイマイチでしたが💦
文字盤と針を外し 歯車それぞれに注油。
すると カタカタとリズミカルに動作開始。
毎時聞こえる鐘の音が なんともノスタルジー。
100年近く時を経ても 部品が壊れない限りは ずっと動き続ける ...
やはりアナログは最強ですね(^^)
タイムスリップした空間を味わいに
是非「裏通りの珈琲屋」に足をお運びくださいませ☕