- 木工房hana・はなcoffee
「 ドイチャン・ウサミ 」

日中は、まだまだ盛りの暑さですが、
夜風に秋の気配を感じるようになってきました大分県国東市でございます。
さて本日は タイの珈琲豆話。
豆問屋さんへの注文時
通常のラインナップに加えて常に新たな豆を数種注文します。
これが楽しみでして 目移りして迷う迷う....。
少し前 ひときわ興味をひかれる豆があり 注文しました。
それが タイの「ドイチャン・ウサミ」。
タイのお豆という珍しさもあり....
いや 正直 そのネーミングにかなりひかれ思わずポチッと注文!!
私の頭の中では「土居ちゃん・ウサミ」に変換されてました。
皆から親しみを込めて「土居ちゃん」と呼ばれてるオジサンの顔が浮かびます。
そんなはずないんですけどね....。
はい。 実際は ドイが「山」、チャンが「象」という意味だそうです。
「ウサミ」というのは環境歴史学者の宇佐美博士が設立された農園なので という事のようです。
さてさてそんな「ドイチャン」なのですが
一回目の焙煎 仕上がりをワクワクしながら試飲....
んん~~独特な香りすぎる&美味しさが感じられない💦
主人の評価は「紹興酒みたい」......
その後 再度度合いを変えて焙煎してみたのですがイマイチで。
結局 納得焙煎ができず店頭には並びませんでした。
文字通りお蔵入り(涙)。
そんなことがあってから しばらく後
常連のお客様が焙煎豆のお土産を持ってきてくださいました。
お客様:「ねえ タイのドイチャンウサミって知ってます!?
すごい美味しかったから飲みません?」
私:「え~ 知ってます知ってます!!嬉しい。是非 頂きまっす!」
「いや...それが実はですね・・・」
といきさつを話し。棚から豆を出し見せ。
早速 その晩 いただくと
しっとりしたコクを感じる高級感漂う味
全く別次元の美味しさ!!!!
むむ~凄い。
やはり私の焙煎の腕のせいでまずくなっていたようで。
一瞬でも豆のせいかと思った私が恥ずかしい....
「豆さん ごめんなさい」
という訳で 早速 次の日 焙煎再チャレンジ。
頂いたお土産の色や味から判断し できるだけ近づけて。
そして緊張の試飲...
なんと!美味しいのです!
先回の臭みは全くありません。あれは何だったのだろう。
先回の方が煎りが濃かったのに 逆になぜあれほど臭みがでてしまったのか。
それとも焙煎度合い以前に何かもっと違う理由があったのか....謎です。
そして その常連のお客様がおっしゃるには
ドリップしてから30分後ぐらいが味にまとまりが出て美味しく感じる とか。
焙煎後のエイジング(寝かせる)をみてみても、大抵の豆は焙煎後一週間ほど寝かせたころから好みの風味になってくるのですが
「ドイチャン」は本日で16日目。
やっといい具合の芳醇な香り漂う豆になってきました。
色んな意味でスロースターターな豆なのかしら(^^)
この旨みがピークに達する時期も 2日目だったり2週間後だったりと
きっとそれぞれのお店の焙煎形式の違いで差があるんでしょうね。
奥が深くて面白い世界です☕
では 今日はこの辺で。